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群馬県のニュース

象山の史料 1日から東京で公開  高崎の古書店所蔵

更新日時:2013年3月31日(日) AM 07:00
 NHK大河ドラマ「八重の桜」に登場した幕末の思想家、佐久間象山(1811~64年)が、金策に奔走したことを示す史料が1日から、東京都中央区のワールド・アンティーク・ブック・プラザ(丸善日本橋店3階)で初公開される。高崎市八千代町の名雲書店が所蔵する借金通帳で、仕えていた信州松代藩から蘭和(らんわ)辞典を作るために借金を重ねたことが記録されている。新島八重の兄、山本覚馬に西洋砲術を教えた話題の人物だけに関心を集めそうだ。

 「金千両」借用の約束を取り付け、49、50年に17回に分けて計451両を借り、辞書の版木の一部を作ったことが記されている。

象山の貴重な史料について語る名雲さん